kokonn 恋する器たち

良い出会いがあった。

この青い色をWeb上で見つけた時、体温があがった。
なかなか好みの青に出会えなくて、ずっと買い渋ってたのに。
 
 
 
 
今までの私なら、どこかで早めに手を打っていた。

けど、いつもの聞き分けのいい私とは別の、もっと奥にあるめんどくさい私を認めてあげても良いんじゃないか。

そう思ってネットを徘徊し続けたら、まるで「ここだよ!」と言わんばかりにこの青が私を見つけてくれた。
 
  
 
 
早速お店に足を運ぶと、店内は茶色と青の色味で出来ていて、
土の温もりと深海が同居する「The Earth」って感じの印象だった。
もうそこにいるだけで胸がドキドキして、体温が上がり汗が出始める。

狭い店内が神聖な場所にすら感じられる。一体何なんだここは(笑)
 

お店の玄関口付近。

入り口付近は青いお皿が並べられていて涼しげ。

青、青、青!青好きにはたまらない。

 
 
 
 
店内には一つ一つ丁寧に作られて人の温もりがする器ばかり。

店主が全国の窯を旅して周り一点一点こだわり抜いて選んだ、独自の物語を持つモノたちだけが狭い店内にぎっしりと密度高く並べられているのだから。

空間の持つエネルギーが高くなって当たり前なんだ。そう思った。
 
 
 
 

奥に行くほど落ち着いた配色のどっしりした器が多い。

選び抜かれた器、一つ一つに愛情を感じる。

アクセサリーやインセンスなどの小物も置かれている。

 
 
 

今回購入した器たち

 
今回はお目当ての青い信楽焼のお皿以外にも、黄土色のしのぎのお皿もお家に連れて帰った。

信楽焼の青は写真では伝わりにくいが、ガラスのようにキラキラとした細かなテクスチャーが反射して美しく、うっとりしてしまう。


青いお皿の信楽焼の窯元とは個人契約を結んでいて、このお店にある陶器はオリジナルのものなのだそうだ。だからなのか、どこを探してもないのは。。。
 
 
 
 
黄土色というか飴色のしのぎも、手に取るとしっとりとしたぬくもりと落ち着きを感じて、とても愛おしい気持ちになった。

青いお皿と並べてみても、捕食がなんとも美しい。
(この色の組み合わせを選んだ意味については、また別の機会に語ってみよう)

そして、何をのせても必ず美味しそうに見えてしまう有能さよ。。。


 
 
 
 
このお店も、お皿も、
「こんなところにいたのね」
「やっと会えた!」
「こんなに私にぴったりのモノって、ホントにあるんだな…」
っていう気持ちにさせてくれた。
 
 
 
 
私がこんなに器を好きだったなんて、知らなかった!

生きていれば余裕のない時もあるし、ひとつのことにかけられる時間や使える気持ちも限られてきて。
好きだってことに気がつかないことも沢山あるんだと思う。

そんな時、私は「深入りしちゃいけないな。」っていう感覚になる。

めんどくさいと思われたくなくて誰とでも聞き分けよく距離を保ってしまう私にとって、人でもモノでも「深入りしちゃいけない感」が好きサインなんだろう。
 
 
 
 
でも。これからは、深入りしちゃいけないほど一番好きなものだけを手元に置いていきたい。
今までツンデレどころか、ツンツンすぎたな。と、反省しているところ(笑)
 
あなたも、あともう一歩だけ。深入りしてみてはいかがだろうか。
 
 
 
 

お店の場所

場所は日暮里駅と千駄木駅の中間地点、谷根千と呼ばれる場所にある。どっちから行っても10分以内には着く。
日暮里から行くと、なんと墓地の中を突っ切っていくことになるんだけど、不思議なことに「お墓さんたち」にまで応援されてるかのような、静かだけど暖かなムードのままお店にはたどり着いた(笑)

けど、千駄木から行った方が他にも面白いお店に出会えて、良さそうではある(爆)

■kokonn
https://kokonnyanaka.wixsite.com/kokonnyanaka
〒110-0001 東京都台東区谷中6-3-8
■WebShop
https://minne.com/@chirco
■Facebook
https://www.facebook.com/kokonn.yanaka/

次はお友達と一緒に訪れてみるとしよう。
谷根千までお散歩してみても楽しそうですね。