そぼろ納豆

「そぼろ」とか「おぼろ」とは
バラバラにこまかくした何かに使う言葉。

そぼろ納豆は茨城県水戸の郷土料理。
祖母の生家がこの近くにあり、
祖母から母へ、母から私へ
口伝え、味伝えで受け継ぎました。

材料

納豆:180g
切り干し大根:40g
塩:30g
ゆずの皮を入れても風味が良い

作り方

切り干し大根を調理バサミで1cmくらいに切り、お湯で戻しておく。


お湯なら3分くらいでやわらかくなる。

※戻した時のお湯には大根の栄養とうま味が滲み出ています。とっておき、後で煮物に使うと良い味に仕上がります。

戻した切り干し大根を固く絞り納豆、塩と混ぜて一晩置いておく。

一晩たったら出来上がり。


作った時は塩と材料が馴染んでいないので「しょっぱい!」と感じますが、一晩経つと味が染み込んでちょうど良い塩梅になります。
暖房で部屋が暖かい場合は、冷蔵庫などに入れておきます。


暖かいご飯にのせて、召し上がれ♪
ぱりぱり、ぽりぽりと歯ごたえ良く、大変美味しいです。

我が家に伝わるレシピの他にも、切り干しを油で炒めたり
醤油や酒、みりんを入れたりする作り方もあるようです。

切り干し大根の作り方

切り干し大根は買ってもいいのですが、自作にすると
美味しい歯ごたえの大きさを追求できます。

切った大根を外に干しておくだけで出来上がる。

冬のよく晴れた日は空気が乾燥していて、夜は厳寒になる。
そのくらいの気候に3日間くらい外気にさらすとうまく出来上がる。

私は2mmくらいのいちょう切りにして干すので切らずにそのまま使える大きさになっている。

Before(干し始め)

After(干して3〜5日後くらい)

特に12月〜3月くらいの気候が適しているので、寒い時期に作り溜めしておく。(因みに、暖かい時期に作ろうとしてもなかなか水分が飛ばず、カビが生えてしまったりする。)
カラカラに乾燥したら、乾燥剤などと一緒に瓶やポリ袋に入れて保存しておく。

「寒い時期はそれだけで何もしたくない…」そんな気持ちになりがちですが、冬ならではの楽しみ方としてこんな手作業をしてみたら、冬の良さを実感できるかもしれません♪