オニオンとパンチェッタのスープ

パンチェッタを使ったスープはミネストローネが有名ですが、
今回はパンチェッタの味がよく感じられるように、
あまり色々な具を使わずシンプルに玉ねぎとトマトのみを使いました。

材料

(一人前)
・パンチェッタ:50g
・玉ねぎ:半分
・ニンニク:一片
・トマト:小さめ1つ
・水:400cc
・オリーブオイル:大さじ1〜2
・塩胡椒:少々
・チーズ:少々(お好みで)

作り方

1)材料を切る

パンチェッタは1センチ角の棒状に、玉ねぎとニンニクは荒いみじん切り、トマトは乱切りにしておく。

2)材料を炒める

フライパンにパンチェッタとニンニク、オリーブオイルを入れてから火を付ける。

パンチェッタとニンニクを弱火で揚げ焼きにする。フライパンを傾けて、オリーブオイルにしっかり浸るようにすると焦げない。

パンチェッタは表面がほんのり色付いたら(内側の弾力がある程度)玉ねぎを入れて炒める。火を通しすぎると硬くなって風味が落ちる。

3)煮る

玉ねぎがしんなりしてきたらトマトを入れて軽く炒めます。水を入れて沸騰させ、そのまま5分くらい煮る。アクが出て気になる場合は都度とる。

4)味を整える

5分くらいたったら味見をしてみる。薄ければ塩胡椒で味を整える。


食べるときにお好みでチーズをトッピングすれば出来上がり。
透き通ったスープが美しい。

メモ

塩分

パンチェッタには塩気があるため、スープの味付けが塩辛くなりすぎないように塩分に注意しよう。必ずスープを煮た後で味見をしてから、足りない塩気をたすつもりで調味します。

チーズ

チーズは粉のものをトッピングするとコクが増します。今回はペコリーノロマーノをおろし金で摺り下ろしたものをつかいました。

トマトのありなし

トマトは入れるとほのかな酸味で爽やかな味になりますが、トマトがなくてもシンプルなオニオンスープ風を楽しめます。

さいごに

自家製パンチェッタを作ってから、色々な変化がありました。一つ一つの材料の質や入れるタイミングなど、今まで以上に丁寧に扱うようになったのです。

(自家製パンチェッタの作り方はコチラ♪)
 ↓↓↓

パンチェッタ

2020.05.11

適当にやってもそれなりの味にはなるのが料理。けれど、丁寧にやることで「こんな味になるのか」と、ちょっとした感動を味わえるのも料理。

なにごとも、急いでやってもたいして早くは出来ないし、思ったよりも時間の節約にはならないもの。それよりも慌てて雑な出来上がりになり、やらない方が良かったなぁ…(中途半端に時間も使っちゃうし)なんてことが、私にはよくあります。
 
だから。「急げ!」「はやく!」そんな声が心の中で聞こえたら、その煽られる声に流されず一旦手を止めて。目の前にある材料はどんな風に扱われたいのかな?と、目の前のことに心を向けると、不思議と気持ちが落ち着いてきます。材料との対話の中で、どうしたらいいのか教えてくれて無心の世界を味わえるのが、料理のいいところ。

「せっかく使う時間なら丁寧に使おう。」そんなことを手作りのパンチェッタに教えてもらいました。